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KTM FREERIDE350 レフトハンドブレーキ!

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    こんにちは。

    今回は、KTMのFREE RIDE350(4スト)でレフトハンドブレーキ化などを

    ご依頼いただきました。

    その少し前にリクルスを入れたけど、クラッチが微妙と相談を受けていました。

    その時は、ギャップ調整が上手くいってなかっただけでした。

    リクルスが正常に使えるようになると、レフトハンドブレーキ仕様にしたい・・・

    という事でした。

    元々は、KTMのPOWER PARTSでクラッチマスターをダイレクトに

    リアキャリパーに接続するためのキットが販売されていたのですが、

    すでに廃盤との事で、何とかなりませんか・・・と。

    うーん、廃盤ですもんね・・・。

    さて・・・

     

    リクルス装着して、レフトハンドブレーキ仕様。

    今までも、お客様の車両でKTMやBetaで何度かやった仕様です。

    ただ、今までやった仕様は、リクルスで販売されてるレフトハンドブレーキキットを

    使ってのレフトハンド化。

    要は、ブレンボマスターなどなら、それが使えるのですが、

    FREE RIDEは油圧系統がフォーミュラ製で少し特殊です。

    どうも、リクルスでは設定されてないみたい。

     

    他にも左手でリアブレーキをコントロール出来るアイテムを

    いくつかのメーカーが出してますが、どうしよう?

     

    お客様は、どうせなら、シッカリしたレフトハンドブレーキを優先して、

    クラッチは無くても良いらしい。

    元々POWER PARTSで設定があったレフトハンドのキットは、

    クラッチマスターをリアマスターとして使うタイプの物。

    リアマスターも取っ払ってしまう仕様で、それがご希望みたい。

     

    FREE RIDEの油圧系統のフォーミュラは、バンジョーサイズが8ミリと少し特殊。

    でも、Betaのトライアル車なんかも8ミリバンジョーの物がある。

    リアマスターをブレンボに変更する場合なんかも、

    片側のバンジョーを10ミリ、もう片方を8ミリとかの

    ワンオフの物もあるぐらいなので、

    8ミリバンジョーの長いホースを作ってもらえば何とかなりそう。

     

    でも、何とかならんかなー?

    と、少し考える。

    POWER PARTSのキットは廃盤になってても、

    そのキットの補修として、部品単品は出ないかな?

    と、調べてみると、ブレーキホース単体は入手できるみたい。

    そうか・・・

    日本で販売してるんだか不明だけど、

    電動FREE RIDEは、左手ブレーキ仕様だったから、

    そのパーツなのかもしれない。

    と、いう事でブレーキホースは何とかなる目途がついた。

     

    問題なのは、クラッチマスターとクラッチホースを外した後の処理。

    クラッチのスレーブシリンダーに少しはフルードが入ってないといけないみたい。

    おそらく、ギャップ調整したりする時にスレーブシリンダー内の

    ピストンが動くので、その時に油膜切れを起こさない為だと思われるけど、

    スレーブシリンダーにクラッチホースをつなぐ所で、

    ニップルみたいな部品を取り付けて、ホースを装着。

    そのホース内に少しフルードを入れておくという感じ。

    このニップルが肝なのですが、残念ながら、そのパーツは

    補修部品として設定はあったけど、すでに廃盤のようで入手できない。

     

    昔ロードバイクなんかでもやっていた、

    リザーバータンクレス化みたいな感じですね。

    あれも、軽量化なのか?何のメリットがあるんだか分からないけど、

    昔はやってる人もいた。

    というか、今もそういうパーツは販売されてるみたいだけど。

     

    色々探したけど、通常のバンジョーボルトサイズとなるM10なら、

    1.0ピッチも1.25ピッチもニップルみたいにホース取り出せるような

    パーツはある。

    でも、M8の1.0ピッチとなると、

    そんなパーツは存在しないのか、探しても良さげな物が見つからない。

     

    あまり気のりはしなかったけど、

    M10→M8に変換できる銅ワッシャーはあるみたい。

    それを使ってみる事にしましたが・・・

    (文章だけだと、あんまり何言ってるか分からないかもだけど)

    油圧は掛からないはずだから、オイルクーラーとかのバンジョーで

    ニップル形状になってる物を用意。

    ただ、厚みがあるので、元々のバンジョーボルトが届かない。

    厚みを薄く加工していく。

    手作業だけど。

    写真の厚みでは、全くダメだったので、ガンガン削る。

     

    写真を撮り忘れたけど、通常はこのバンジョーをワッシャーで挟む訳ですが、

    M10をM8に変換するワッシャーで挟んで8ミリ化。

    油圧掛からないから、漏れないはず・・・

     

    が、どうしても厚みがあるのか、バンジョーボルトに十分なトルクが掛けれない感じ。

    ネジ山の掛かりが浅いという感じ。

    試しにフルード入れるけど、滲む・・・

    限界まで厚みを薄くして、トライ。

    トルクは十分掛かっている感じだけど、滲む。

    手作業で削ってるから、面が出てないのか・・・

     

    ちょっと簡単に考えてたので、

    お客様に待ってもらって、日帰り作業を予定していました。

    でも、時間掛かるから、お客さんは一旦店を出ていたのですが、

    戻ってきた所で、事情を説明。

    すると、どうもこのリクルスはFREE RIDE用だけど、

    エンジンが350EXC-Fベースでリクルスも同じ350EXC-F用らしい。

    本来の350EXC-Fのクラッチはブレンボマスターの10ミリバンジョー。

    FREE RIDEはフォーミュラで8ミリバンジョー。

    これは、先に書いた通り。

    どうやって、8ミリバンジョーに仕様になっているかと思ったら、

    リコイルみたいのが付属してて、それをスレーブシリンダーに入れて、

    8ミリ仕様にしているらしい。

    そ、そうなのか・・・

    かつ、付属のリコイルみたいなやつは一度挿入に失敗して、

    違うリコイルを用意して入れたらしい。

     

    とりあえず預かりで作業する事になりました。

    どうも、リコイルみたいな物を入れた時は、

    タップでネジ山作ったりしないで、そのまま挿入だったらしい。

    外したら、M10の1.0ピッチに戻るはずとの事。

    ん?

    そんな事あるのか?

    POWER PARTSのリクルスキットのマニュアルを確認してみると、

    確かに、リコイルみたいのが付属してる。

    詳細は書いてないけど。

    それって、超特殊サイズなんじゃないのかな?

    M10の1.0ピッチをM8の1.0ピッチに変換できるリコイルみたいのあるのかな?

    調べたけど、分からず。

    とりあえず、埋まってるリコイルみたいの取り除いてみる。

    今までもリコイル作業は何度かしてるけど、

    意外と入れるの難しい。

    ネジ山が飛んだりしやすい。

    そういう時に取り除く事があるけど、簡単には取れない。

    でも、これ簡単にするする取れた。

    やっぱり、本来入る物は特殊で、これはサイズ合ってないんじゃないのかな?

    スレーブシリンダーのネジ山も、リコイルの方も傷ついてるし。

    これに刺さってたバンジョーボルトのネジ山も傷ついてたんだけど、

    微妙にあってないのを無理に締めてた可能性が・・・

    そりゃ、やり直した時にフルードが滲むのも頷ける気が。

    で、キレイにして車体に組み付け。

    少しネジ山が傷んでるのが気になるけど、これで漏れたら、

    また何か考えないといけない。

    本来の付属のニップルとは同じ物はないけれど、

    ホースが取り出せる形状ならOKなので、

    バンジョーアダプターを用意して、セットしてみる。

    これだと、ワッシャーは1枚で済むし。

    ブレンボ用でM10の1.0ピッチなので、入手も簡単。

    本来のキットだと、ホースは透明みたいだけど、

    透明ホースでフルードに対応できる物もあるんだけど、少々お高い。

    マスター用のリザーバータンクホースを補修品として出てる物で代用。

    中身が見えないけど、まぁいいか。

    ギャップ調整すると、少し液面が変動するけど、ちょっとだから大丈夫のはず。

    本来のキットもメクラキャップするだけだし。

    とりあえず、漏れや滲みはないようで、成功したみたい。

    で、クラッチマスターとリアキャリパーをブレーキホースで接続。

    実は、スレーブシリンダーの作業が手こずったので、

    この作業は先に完了してたのですけどね。

    ブレーキペダルもリアマスターも完全撤去。

    これ、以外と変な感じ。

    バイクまたぐ時に意識してないけど、すぐにリアブレーキ踏んでるんですね。

    外してる状態でまたぐと、右足がスカっとなる。

    よく考えると、リアマスター外しちゃうので、

    リアブレーキ単体でブレーキランプが点灯しなくなる。

    なので、リアマスターに装着されてた油圧スイッチ付きの

    バンジョーボルトを左マスターに移植。

    上手く作動してくれました。

     

    エア抜きが手間かかるかな?と思ったけど、

    スムーズにできて、十分なタッチが出た。

    乗ってみると、ロックは出来るけど、

    マスター径が異なるんでしょうけど、

    まぁまぁ強く握らないといけない。

    でも、リクルスの自転車用マスターみたいなレフトハンドよりは、

    シッカリしてる感じ。

    あ、ついでにフォーミュラのトラブルの元になる

    Oリングは使わずにワッシャー仕様にしておきました。

     

    効き具合というより、

    左手でブレーキ操作する事になれないといけないですね。

    不思議ですけど、レフトハンドが通常となるスクーターに乗る時は、

    クラッチと間違える事は無いんですけど、

    オートバイの形してるからか、

    チェンジペダルを操作するからか、

    やっぱり咄嗟にリアブレーキとなる時は、間違えそうです。

     

    当初のクラッチマスターを使ってレフトハンドブレーキ化は

    成功したという事で、

    あとはお客さんに慣れてもらうしかないですね。

    FERR RIDEだと、マニュアルクラッチ使わなくても

    簡単にフロントアップも出来るから、

    案外良い組み合わせかもですね。

     

    という訳で、これまた少し珍しいと思われる作業でした。

    おしまい。

     

     

     

     

     

     


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