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KTM 250EXC-F 整備!

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    こんにちは。

    まだまだ続く、オフシーズンの整備祭り。

    (もうだいぶ前の話だけど!)

    やる事は同じだけに、内容もカブリまくりだけど、

    記録的な意味でも書いておこう!

    つまらないかもしれないけど。

    今回は、KTM250EXC-Fの2015年モデルのSIXDAYS。

    少し遠方の方ですが、

    以前に、エンジンが止まってしまうトラブル(こちら)で、

    整備させてもらってから、ご利用いただくように。

    この時は、珍しいトラブルでしたねー。

    そんな訳で、今回もご指名いただきました。

    ありがとうございます!

    さて・・・

     

     

    まずは、洗車。

    そんで、ブレーキ回りから。

    前にも書いたけど、パッドの溝にはゴミがいっぱい。

    何かいっぱい出てきた。

    キレイに。

    フォークの突き出しチェック。

    こちらは、おそらく新車時から初めて分解したと思われる状態。

    エンジンが止まる先のトラブルで乗れない期間もけっこうあったらしいけど、

    手を入れて正解ですね。

    グリスは、ほんの少しって感じ。

    このまま乗っていると、ガビガビになるのは時間の問題ですね。

    キレイにしましょう。

    アルマイト掛かってる、このタイプはキレイにしやすい。

    道路乗る事がないと思うので、こちらも穴をテープで塞ぐ。

    国産モトクロッサーとは異なり、

    ステムシャフトにハンドルロックの穴があり、

    中空のシャフトの下の穴から砂埃とかけっこう入るんですよねー。

    なので、テープで簡単にだけどふさぐ。

    同様にステムシャフトの穴もふさぐ。

    ハンドルロック使えなくなるけど。

    これは、以前に装着したけど、ハンドルロック部分を

    ゴムカバーでふさぐ事で、水や埃の侵入を予防です。

    少し前に125EXCにもやってたやつですね。

    グリス盛り盛りで、組み付け。

    フォークの締め付けボルトにもスレッドコンパウンドをヌリヌリ。

    ホイールベアリングの状態チェック。

    お、これは手を入れてあるぞ。

    後で聞いたら、自分でタイヤ交換の時に手入れしてたらしい。

    やっぱり手を入れてあるのは分かるね。

    だいたい、KTM系のやつだと、ホイ―ルのカラーはベアリングまで

    入る深いタイプなので、新車時のままだと、

    まず工具使わないと抜けない。

    ちなみに新車時は、もちろん抜ける。

    抜けなくなるという事は、水が入って錆びたり、

    腐食したり、焼けたりしてるって事ですねー。

    地味に掃除して、グリスアップやり直し。

    ついでにハブも磨いてみる。

    外車のやつは、Betaもだけど、追加工で削ってある。

    なので、本来はピカピカしてる。

    たまに磨いてやるだけで、ピカピカを維持できる。

    リアと比較すると一目瞭然。

    まぁ、簡単に磨いただけだけど。

    外装をバラしたら、エンジン回りとか汚かったので、

    もう一度洗車。

    うーん、スッキリ。

    前回のトラブルの原因ともなったエアボックス内の汚れもあるので、

    今回もキレイに。

    白いと気になってしまうのもあるけれど・・・

    何かやたら燃料ホースのクイックカプラーが抜けないわ、

    入らないので、キレイにしておく。

    Oリングに薄っすらとシリコングリス塗っておいた。

    スコスコ入るようになったぞ。

    そうそう、実はこのジョイントには小さな燃料フィルターが隠れている。

    細いマイナスドライバーでクイっとやると、すぐに取れる。

    本来は消耗品で交換するものだけど、チェックして一応掃除。

    インジェクション化された当初のモデルは入ってない(フサベルは)けど、

    燃料ポンプのトラブルの為に追加で入ったと思われる。

    けど、自分の勝手な見解では、外部からのゴミの進入で燃料ポンプが

    トラブル訳ではないと思っているので、あまり関係ないかな・・・

    書くと長くなるので、省略。

    続いて、リア回り。

    リンクレス最高!

    部品少ないぞ。

    個人的には、フサベルがリンクレスで、長く乗ってたのもあるけど、

    リンクレスの方が整備楽で好きです。

    シャフトのグリスっ気は、ほぼ無いな・・・

    アフターな状態の写真だけだから、分からないけど、

    グラファイトチェーンルブ(黒くなるやつ)を適当に塗っていたのだと思うけど、

    スイングアームやホイールも黒くなってた・・・
    拭くというか、かなり磨いた。
    キレイになったぞ。自己満足だけど。
    ギリギリって感じだ。
    シッカリとグリスアップ。
    これは事前に軽くチェックしたのですが、
    スイングアーム側でリアショックが付く部分のハイムジョイント。
    でっかいピロボールみたいなブッシュですね。
    リンクがない分、整備は楽ですが、
    ここが確実に定期的に傷みますね。
    リアショックをオーバーホールしても、ここがズタズタでは意味がない。
    今回サスはオーバーホールしてないけど。
    基本、コーティングしてあるようなパーツのようで、
    マニュアルでも手を入れてくれるな。と書いてあるので、
    素直に定期的に交換しましょう!
    新品に交換。
    圧入だから、外した状態で油圧プレスでやると楽々。
    車体に装着したまま出来る工具とかもあるけどね。
    普段は、この状態にカラーがついてるので、こういう風には見えないけど。
    新品は指で動かなくはないけど、キツキツです。
    交換前の古いやつは、グルグル回っちゃう状態。
    ひどい状態たど、ガタガタするからね。
    チェーンやスライダー関係もついでに交換。
    限界ではないけれど、新品ん左に比べて、かなり減ってますよね。
    チェーンガイドも。
    そりゃ、減るものなんだけど、限界を突破しない前に交換しましょう。
    KTM系は、純正で樹脂製だし、しかも安いし!
    先日は、限界を突破して、チェーンが下に抜けてるの見たし。
    チェックしてみましょう。
    チェーンの状態や張り具合を良い状態で保てば、
    当然、これらも長持ちしますからね。
    リアキャリパーもお掃除。
    チェーン引きは、何の塗ってない状態だったので、
    スレッドコンパウンドヌリヌリ。
    フロント同様に、ホイールベアリング回りはご本人が手を入れてくれていたので、
    状態は良いですね。
    チェーンルブで黒くなってたハブも磨く。
    こちらは少し手間が掛かったかな。
    あとは、フルード交換とかレバー回りとか細かいとこをやって、
    終わりだぜ〜。
    と、思ってたら、
    後日作業を再開しようと思ってバイクを移動すると、
    何かお店の床に水みたいのが・・・
    オイルかな?
    何の液体かな?
    あれれ?
    クーラントっぽい。
    KTMがお漏らししてるの?
    あ!
    チェックホールから、クーラント色が見える。
    少し垂れてるし。
    本来は、中には液体がいたらいけないのに。
    ウォーターポンプのシールがダメだな。これは・・・
    お客様に確認して、こちらも修理する事に。
    まぁ、ひょっとしたら、乗ってても減らないぐらいかもしれないけど、
    時間の問題だしねー。
    最近のは、あまり漏れないと思うんだけどね。
    新たに部品発注となったので、その間に出来る所を続けよう。
    ブレーキフルードも交換。
    キャップやダイヤフラムもキレイに。
    まぁ、キレイだなー。
    でも、それなりに時間経過してるから、交換です。
    ブレンボ系のマスターだと、ダイヤフラムがこんな形で、
    よく見ると、角の角度が違います。
    どっち方向でも入ってしまうので、たまに向きが逆になってるのを
    見た事もあります。
    自分でやる場合は一応注意しましょう。
    クラッチフルードも交換。
    レバー回りもお掃除&グリスアップ。
    少し前に同じEXC-Fのネタを上げたけど、
    ARCレバーなど社外レバーに交換する際は、
    写真で飛び出てるカラーは移植しないとダメですからね。
    クラッチ側だけなので、分かりにくいんでしょうけど、
    こちらの方も自分でカラーを入れ忘れてたらしく、
    自分のブログ見て、後からカラー入れたらしい。
    海外製品だと取説もないですからね。
    あと、KTM系の場合は、純正のオープンのハンドガードが
    マスターのレバーと共締めタイプですね。
    このオープンのハンドガードをやめて、クローズドガードに交換する際は、
    純正の付属品でハンドガードを共締めしない短いボルトがあるはずです。
    ちゃんとそっちを使いましょうね。
    そのままの長いボルト使ってる人が、けっこういますから。
    ブレーキ側は、カラーが無いんですねー。
    シャフト径が太いのね。
    なんでだろう?
    公道を乗る機会が無いとの事だったので、
    こちらのご提案で、不要なハーネスを外す。
    2014年以降かな?
    ウインカー類のハーネスが完全にメインハーネスから分離できる
    新設設計になってますからね。
    合わせて、ちょっとだけ加工がいるけど、
    ハンドルスイッチもキルスイッチのみに変更。
    フロントのブレーキスイッチも不要だから外します。
    このスイッチは、プラスチックのツノでハマッてるだけで、
    簡単に折れちゃいます。
    そうなると、接着とかしないと装着できないので、
    安い部品ではないので、不要なら外した方が良いかな。
    ハンドル回りがスッキリ。
    無くても良いハーネスなら、無い方が良いですね。
    トラブルも減るし。
    パーツがまだ来ないけど、シール交換の準備。
    使う事がないだろうけど、キックペダルもガビガビだったので、
    キレイにしておきましょう。
    現行モデルはキックないから、
    外しちゃっても良いんですけどね。
    クラッチカバーの中で、いつも回る余分なギアと
    キックギアとか外せば、それなりに軽量化になるし。
    実際には常に回転するギアがひとつ無くなるから、
    軽くなるのは、乗車フィーリングかもしれないけど。
    ウォーターポンプの羽はプラスチック製。
    奥に見える緑色のシールが傷んでるという事ですね。
    クラッチカバーを外し、シールを取ったところ。
    奥に同じシールがあるけど、そちらはエンジンオイルをシールしてるやつ。
    外したシールがクーラントをシールしてるやつ。
    その間は空洞で、小さな穴が開いてます。
    どちらかのシールが傷み、漏れ出すと、
    その穴からオイルかクーラントが出てくる訳です。
    エンジン側ですね。
    これはすでにベアリングを取った状態ですが、
    シールの手前にベアリングがあります。
    ベアリングも交換です。
    パーツが来たので、ベアリング、シールともに交換。
    本来はシャフトも交換したいところだけど、
    KTM系のこのエンジンはバランサーと同軸で、
    交換するのは大変なので、早目にシール交換しましょう!
    何かカラーみたいのがついてて取れるのかと思ったけど、
    簡単には取れないみたいね。
    パーツ設定のリペアキットに含まれてないし。
    クラッチカバーのガスケットも当然交換。
    ボルトがいっぱいあるし、長さが違うので、絵を描いてボルトの位置を
    すぐに分かるように保管したりね。
    なのですぐに組める。
    水漏れがないかチェックして、完成!
    うーん、スッキリしたかな。
    サスのオーバーホールを見送ったけど、
    車体回りは安心かな。
    これで今年もガンガン乗って遊びましょう!
    おしまい。

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